【和歌山市の個別指導塾】勉強ができないのは、才能ではなかった！「キャロルの時間モデル」で原因究明する。｜『高校受験特化型・中学生専門塾』義勇塾

【勉強ができないのは「君には才能が無い」という事では、決してない！】

 

　子ども達の中には、ちょっと勉強するだけで、できるようになる子とそうでない子がいますね。

 

　この差を説明するのに「生得的能力の差」、つまり「勉強の才能が、元々あった」と、よく耳にします。

 

　これは果たして、本当なのでしょうか？

 

　この事に、疑問を抱いたある科学者の理論を、本日はお話しさせていただきます。

 

　そしてこの理論は、まさに当塾の根幹となる考え方にもなっております。

 

　まず、結論から先にお話しすると「勉強ができるようになるには、それに必要な時間をかければ、誰でもできるようになる」という事です。

 

 

 

【「キャロルの時間モデル」理論とは】

 

　本理論は、ジョン・B・キャロルが1963年に「学校学習の時間モデル」を提唱し、のちに「キャロルの時間モデル」と呼ばれるようになったものです。

 

　キャロル氏は「学習のできる・できないは、子供の持って生まれた能力ではなく、かけた時間が足りないからだ」と結論づけております。

 

　ただし、時間をかければ何でも良い、としている訳ではなく、時間をいかに効率良く使うかを「学習率」という視点で捉える事を、推奨しております。

 

 

 

【勉強ができるようになる為の指標 ”学習率”とは】

 

　数学であれ、英語であれ、ある勉強ができるようになる為にかかる時間は、人によってそれぞれ違ってきます。

 

　そしてキャロル氏は「人によって、それぞれ達成時間は違うものの、その人にとって、必要な勉強時間をかけさえすれば、誰でも勉強ができるようになる」として、その達成割合を「学習率」という指標を使って、以下の式で表しました。

 

 

学習率（勉強達成時間）🟰 学習に費やされた時間 ➗ 学習に必要な時間

 

 

　さらに、この式の分母・分子それぞれに影響を与える要因も、以下のように具体的に述べられております。

 

 

　＜学習に必要な時間における３つの要因＞

 

　①課題への適性

　子供が、ある課題を学習するのにかかる時間の長短のこと。

　ただし、課題によっては、これまでに子供が取り組んできた、経験値や知識量による影響を受けやすい。

 

　②授業の質

　子供が、質の高い授業を受けられた場合、学習にかかる時間は、短くて済む。

　また、教師自らが行う授業だけでなく、教科書・問題集・放送番組（動画コンテンツ）・コンピュータ教材なども、含まれる。

 

　③授業理解力

　授業の質が低い場合において、それを克服できる子供の力のこと。

　一般的に、知能（類推力）の高い子供や、言語能力が高い子供は、授業理解力も高いとされる。

 

 

＜学習に費やされた時間における２つの要因＞

　①学習機会

　子供が学習するために、実際に用意されている勉強時間のこと。

　②学習持続力（やる気）

　学習機会の時間の中で、子供自らが意欲的に学んで、努力した時間のこと。

　この時間の割合が高いほど、学習持続力が高い。

 

 

　こららの事を踏まえて、さきほどの学習率の式に当てはめると、以下のようになります。

 

 

学習率 🟰（学習機会✖️学習持続力）➗（課題への適性✖️授業の質✖️授業理解力）

 

 

　キャロル氏が、この時間モデルを通して、皆さんに伝えたいことは「勉強ができるようになるかどうかは、生まれ持った才能や能力ではなく、勉強に必要な時間をかければ、誰でもできるようになる」という事です。

 

 

 

【最後に、当塾から君へ】

 

　なぜ、君の成績が向上していかないのか？

 

　なぜ、君のクラスで、毎回80点以上取ってる子達と、こうも点数差がついてしまっているのか？

 

　その理由は

 

　『 実は、生まれ持っての、脳の質に差があるから。』

 

　『 勉強の才能が、そもそも違うから。』

 

　『 遺伝性のもので、親がそもそも勉強が出来たから。』

 

　といったような事では、全く無い。

 

　では、なぜその子達は、高得点が取れるのか？

 

　それは

 

　『その子達は、勉強をやった。』

 

　『少なくとも、君より。』

 

　 ただ それだけです。

 

　それは

 

　例えば君が、楽しく漫画を読んでる時、その子達は 机に向かって ペンを握り締めていた。

 

　例えば君が、スマホに夢中になってる時、その子達は 問題集の前で 奥歯を食いしばっていた。

 

　例えば君が、ゲームをして遊んでる時、その子達は「勉強なんてやめてゲームをしよう」と甘く囁く 弱い自分を 打ち負かしていた。

 

　その子達と君との、この日々の違いが、点数という見える形となり、現れた。

 

　ただ それだけの事です。

 

　本当に、たった これだけの事なのです。

 

　では、君が高得点を取るには、どうすれば良いのか？

 

　答えは簡単ですね。

 

　『やる』です。

 

　君は、やりさえすれば、成績は必ず上がります。

 

　絶対にです。

 

　だから、どうか諦めないで下さい。

 

　自分に負けないで下さい。

 

　君の努力が報われる、その日まで。

 

 

 

 

　少し長くなりましたが、本日は、以上になります。

 

 

　当塾は個別指導を行い、県内初の『トップランクの公立高校受験特化型、中学生専門学習塾 』になります。

 

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　この記事が、皆さんにとって「そっと背中を押す」そんなきっかけになれたのなら、幸いです。

 

　ご一読くださり、誠にありがとうございました。