【和歌山市の塾】個別指導にベテラン先生はいらない！他を圧倒する成果を出す指導法「インストラクショナルデザイン・ARCS理論」PART ５  満足感 ”Satisfaction” 編｜『高校受験特化型・中学生専門個別指導塾』義勇塾

【ARCS理論④ 満足感 ”Satisfaction” 編】

 

　今回も前回に引き続き、インストラクショナルデザイン（詳しくはこちら）を構成する要素の一つである、ARCS理論について、説明していきます。

 

　おさらいとして、インストラクショナルデザインとは、学習者（生徒）を教育する際に『 効果・効率・魅力 』の、３つの観点から成果につなげる教育プログラムです。

 

　ARCS理論は、このインストラクショナルデザインの『 魅力 』の部分を担っております。

 

　この理論を活用することで、当塾の個別指導の対象でもある中学生に、勉強へのやる気を持たせ、意欲的な姿勢を引き出すことができます。

 

　ARCS理論は、以下の4点で構成されております。

 

　① 注意 ”Attention”

　② 関連性 ”Relevance”

　③ 自信 ”Confidence”

　④ 満足感 ”Satisfaction”

 

　それでは、今回で最終となる、ARCS理論④『 満足感 ”Satisfaction”』について、詳しく説明していきますので、どうぞ最後までお付き合い下さい。

 

 

 

【中学生のやる気を引き出す『 満足感 ”Satisfaction”』とは】

 

　満足感 ”Satisfaction”とは「生徒たちに、勉強したことの有効性を、あらためて実感させることで、満足度を高め、積極的に学ぶ姿勢を身につける」という事に特化した項目になります。

 

　指導者は、子ども達が「これをやって本当に良かった」となるよう促します。

 

　このような、満足感を促す為には「以前はできなかったことを、できるようにするにはどうするか？」という事を明確にする必要があります。

 

　その結果、生徒自身に「前とは違って、できるようになった」と、変化を実感させることができれば、勉強に対する意欲は、どんどん高まっていく事になるでしょう。

 

　では、具体的な指導法の発案としては、以下の3つの観点から考え、例を参考に取り組むようにして下さい。

 

 

　１、内発的な強化

　生徒の心の中に芽生えた、勉強に対する興味や関心を、さらに伸ばしていく為に、指導者はどのよう課題を与えることができるのかを考える。

 

　このフェーズでは、すでに芽生えた勉強意欲を活用し、学習レベルを上げた課題を与えることで、更なる知的好奇心を刺激するようにします。

 

　こうする事で、勉強意欲をさらに強化すると共に、学習レベルの向上にも繋がっていく事が可能となります。

 

　例、基礎的な問題から応用・発展問題へ進めていく。　人に教える機会を設ける。　など

 

 

　２、公平性

　生徒が、自分の事を公平に評価されている、と感じるために、指導者はどのよう事ができるのかを考える。

 

　このフェーズでは、生徒が他の生徒と比べて、えこひいきされる事が無く、約束ごとなどは必ず守られる、といった一貫性のある態度が常に求められます。

 

　こうする事で、目標を達成した生徒の努力が、正しく評価され、報われる事になるため、満足感の向上を促せるようになります。

 

　例、指導におけるルールを明確にし、見えるようにする。　採点基準を明確にする。　など

 

 

　３、外発的な報酬

　生徒が出した成果に対して、指導者はどのよう賞賛・報酬を与えることができるのかを考える。

 

　人には承認欲求（人に認めてもらいたいと思うこと）というものがあり、この欲求が満たされて初めて、自己実現の欲求（目標に向かいたいという欲求）へと到達します。

 

　つまり「人は褒められることで、さらに伸びる」という事になります。

 

　指導者は、この褒めるという事を意識的に行い、また計画の中にも予定として組み込むようにして下さい。

 

　例、テスト返却などで、点数が上がった事を褒める。　ご褒美を用意する。　など

 

 

 

　＜まとめ＞

 

　「子どもに、全くやる気がない」

　「熱意を持って教えているのに、聞こうとしない」

 

　このように嘆く、両親や教育機関の指導者は、決して少なくないでしょう。

 

　しかし、嘆き諦めてしまっては、現状を変えることはできません。

 

　今回ご紹介したARCS理論を参考に、子ども達のモチベーションを高め、勉強に対して明るく前向きに取り組めるよう、実践して頂ければと思います。

 

 

 

　これにて、ARCS理論④『満足感 ”Satisfaction”』編についての説明は、以上になります。

 

　

　今回で、全５回にわたって説明してきた ARCS理論は終了になります。

 

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　この記事が、皆さんにとって「そっと背中を押す」そんなきっかけになれたのなら、幸いです。

 

　ご一読くださり、誠にありがとうございました。

 

 

 

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